1.書籍概要
- 書籍名:非エリートの勝負学
- 著者名:マッコイ斉藤
- 出版社:サンクチュアリ出版
- 価格 :1,500円+税
- 発行日:2023年7月15日
【書籍帯コメント】
- 「無難」と戦い続けるために
- 高卒・コネなし・知識なしで、前代未聞の「総合演出」にまで上り詰めた型破りディレクターが語る、大ばかなりの戦い方
- あいつらにできないことを徹底的にやるんです
- マッコイ斉藤は、ルールを守った人間ではなく、ルールを作った人間だ!(極楽とんぼ加藤浩次)
- これからのAIの時代だってのになんだよこの人間臭さ。全く参考にならないよ。いや逆にか(おぎやはぎ矢作兼)
- 「面白い」が正義
2.読書感想文
①全体所感
私はこの書籍を「マッコイ本」と名付け、自身の羅針盤(compass)にしたいと思った。迷った時、不安な時、壁にぶつかった時、胸を熱くしてくれる内容がマッコイ本にある。自分の中で、今年一番のヒット作だと思った。
マッコイ斉藤氏は欲求に対して正直に、そしてカッコよく生きるための努力を、失敗談を中心に展開。それにより、ものすごい親近感が沸く。そして、少なくとも1つは自分にも当てはまる、似た状況にある内容があり、マッコイ本に没入できるのだ。
各章の最後に「Words」というコーナーがある。黒色の紙に白字で書かれているインパクトある箇所だ。ここには、マッコイ斉藤氏が自身の人生で得た大切な言葉が数多く収録されている。
ここがマッコイ本の心臓。マッコイ斉藤氏の心臓から発せられる言葉は、胸に刺さる言葉ばかりである。多くの方に紹介したい言葉ばかりだが、敢えてその中身はこの記事では紹介しない。
その理由は、この書籍に対する「敬意」である。
繰り返しになるが、間違いなく読者の人生にプラスになる内容が盛りだくさんの超良書。書店で見かけたら、ぜひ手に取ってもらいたい。
②本書から学んだこと(フレーズ)
- つらいときでも笑えばなんとかなるから
マッコイ斉藤氏の祖母の言葉。マッコイ斉藤氏をさせた言葉変わらなければ。笑う門には福来る。そして、笑顔でいる人間の近くには、笑顔の人間が集まる。自分の環境を変えるのは自分次第である。自分が変われば、周りも変わる。
- どんな場所にいても、自分のことを見てくれている人、自分に手を差し伸べてくれる人はいるものだ
例えその時に成果がすぐに出なくても、愚直にコツコツやっていけば、いつか成果は出るし、それを認める人が周囲に現れるもの。その反面、手抜きをすれば、それを見ている人もいるのだ。
- 仕事は自分一人ではできない
当たり前のように感じる言葉かもしれない。しかし、いつしか忘れ去られてしまう言葉。自分一人で出来ることには限界がある。ほとんどの仕事がチームプレーであり、自分が知らないところで、仲間に助けられていることも多い。若く、成果が出ている時こそ、この言葉は大切だ。
- 一流の人は誰よりも常識がある。だからこそ非常識なものを生み出せる
全てが非常識の人間が何をやっても面白くない。常識人が非常識なことをすることに面白さがあり、安心感があるから笑うことができる。今の日本において、どこかに忘れ去られていることなのかもしれない。当たり前のことを当たり前に守っていこう。
- 乗れるときに乗らないと、波なんて一生乗れない
チャンスが到来したときの支えになる言葉。全ての決断は自分自身の責任のもとにある。だからこそ人は慎重にならざるを得ない。その結果、多くの人が千載一遇のチャンスを逃しやすい。迷わず進むには、支えになる言葉は大切なはずだ。
- 伝えたいなら、とにかくシンプルに
伝えたい想いが強いほど、あれこれと説明を付け加えたくなる。そうではない。本書にある通り、一行で伝えられるかどうか。伝えたいことの核心をつけるかどうか。もしシンプルに伝えることができないなら、自分自身が核心を理解できていないのだろう。話が長い「だけ」の人間は嫌われる。
- 50歳を過ぎて、人生で一番ワクワクしている
サラリーマンであれば「あと◯年」と、悪い意味でゴールからの逆算を始めるころだろう。考え方、気の持ちようで人生は大きく変わる。何歳であっても成長できるし挑戦できる。人生の限界はない。極論、自分が自分でなくなるまで、チャレンジは可能。気力と体力は年々衰えるだろう。若い人に勝てないと感じる時もいずれ来るだろう。それでも、日々ワクワクして生きていきたいものだ。
今回の書籍には、多くの方に読んでもらいたいと想い、敢えてフレーズは絞りに絞った。もっと多くのことが学べる書籍なので、書店で見かけた場合は、まず、チラ見をするだけでもしてもらいたい。間違いなく購入したくなるはずだ。
3.お知らせ
筆者はリタイア60の名前でSNSをはじめとした発信活動を行っています。ご興味がある方は是非ご覧ください。