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完訳7つの習慣まとめ⑤パーソナル・リーダーシップの原則【大人の読書感想文・40代からの学び直し】

1.書籍概要

完訳7つの習慣の読書まとめ【大人の読書感想文・40代からの学び直し】
  • 書籍名:完訳 7つの習慣
  • 著者名:スティーブン・R・コヴィー
  • 出版社:キングベアー出版
  • 価格 :2,200円+税
  • 発行日:2023年1月21日 初版第16刷発行

7つの習慣を繰り返し読んで学んだ内容をシェアするためにの記事です。全12回に内容を分けて作成していきます。全12回の内容は以下の通りです。

※リンクは該当記事へ。リンクがない場合は記事作成中です。

  1. はじめに
  2. インサイド・アウト
  3. 7つの習慣とは
  4. パーソナル・ビジョンの原則
  5. パーソナル・リーダーシップの原則 ←今回の記事
  6. パーソナル・マネジメントの原則
  7. 相互依存のパラダイム
  8. 人間関係におけるリーダーシップの原則
  9. 共感によるコミュニケーションの原則
  10. 創造的協力の原則
  11. バランスのとれた再新再生の原則
  12. 再び、インサイド・アウト

 

 

 

2.読書のまとめ

  • 終わりを思い描くことから始めるというのは、目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すことである。
  • すべてのものは、まず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造される。

 本書では、家を建てるとき、ビジネス、子育ての例が挙げられている。目的地が明確であり、自分の持っている地図が正確であることによって、初めて思い描く成功の姿へと到達できる。成功の姿を明確にするには、そのイメージに責任を持つことが必要である。

 忘れてはならないのは、原則に従った目標と、そこへ向かうための原則に従った行動である。そのために目標と行動に責任を持つことだ。目的地を他人任せにしてしまうことは、反応的に生きているだけにすぎない。

  • 成功の梯子を効率的にうまく登れるようにするのがマネジメントであり、梯子が正しい壁に掛かっているかどうかを判断するのがリーダーシップである。

 先を見通し、正しい目的地を示すことがリーダーシップであり、正しい目的地へ効率的に到着できるようにするのがマネジメント。つまり、見る景色や視点、フォーカスしている箇所が異なるのだ。

 高いところに登り、全体を広く見渡し、成功という目的地を発見し、そこに向けての地図を用意する者と、その地図をもとに、早く、正確に目的地へ到着する手段を現場で工夫してコントロールする者の違いだ。自分の人生の成功においては、この両方を備えることが必要だ。

  • 真の成功とは、自分を制し、自分自身に勝つことだ。

 これは、自分を導くリーダーシップを発揮することで実現できる。そのためには、自分を知り(自覚)、パラダイム(価値観・モノの見方・世界観)を変え、行動と態度を正していくことが必要である。

 最初は自覚から始まる。地図上で自分のいる位置を客観的に理解すること。目的地を目指して、正しい道のりを選択するリーダーシップはここから始まり、今までの無意味な習慣が理解でき、この選択を行動へと移すことができる。

  • 原則中心の人は物事を見る目が違うのだ。違った見方ができるから、考え方も違ってくるし、行動も違う。揺るぎない不変の中心から生まれる心の安定、指針、知恵、力を持っているから、主体性にあふれ、きわめて効果的な人生の土台ができるのである。

 自分の中心にできるものは数多くある。家族や配偶者、友人、お金、仕事、所有物、娯楽、自己など。何を中心にするかによって、自分のパラダイムは変化し、行動が変化する。そして、どれかひとつだけを中心に生きている人は少ない。状況によって変化することがほとんどだ。ひとつの出来事に対して、その時の気分や体調によっても変わる。

 しかし、自分の中心がころころ変わることは良いことではない。それは、パラダイム、ものの見方や動機、決断、行動に大きな影響を及ぼすからだ。だからこそ、不変である原則を中心とすべきであり、それにより、起こった事象から一歩離れて客観的になり、さまざまな中心の考え方のバランスを取った最善の策を見出すことができるようになる。

 自分が下した決断は、自分で選択したものである。誰かに責任があるわけではない。責任は自分にある。その責任を全うするためにも、原則中心のパラダイムから最も効果的な決断を下せるようになることが人生において大切である。

  • あともう少ししか生きられないとしたら、人の悪口を言ったり、嫉妬したり、けなしたり、責めたりすることの虚しさがわかる。誰もが正しい原則と深い価値観を実感するのだ。

 自分のこと考えるために時間をたっぷり取ること。想像力を働かせ、自分の人生にとって一番大切なこと、どのような人間になりたいか、本当にやりたいことは何かを深く考え、自分を本気で知ろうとする時間をつくることが重要。

 そして、自分の中の憲法=ミッション・ステートメントを作り上げること。これは一度作って終わりではなく、日々実践し、都度見直す必要がある。これは、社会の変化はもちろん、自分の成長に合わせて進化するものであり、指針となる自分の役割と目標も常に変化するからだ。

 これが自分の価値観、つまりパラダイムとなり、見直しと進化によってパラダイムシフトを定期的に実行することになる。この繰り返しで、人格は成長していく。

  • 関わらなければ、決意はできないのだ。

 組織のミッション・ステートメントを例にした話。自発的に行動をするために、つまり、行動の軸となるミッション・ステートメントには、ビジョンと価値観がその人と一致してなければならない。

 個人的なものであれば、必ず自らが関わるので問題ない(誰かに指図されて作ったものでなければ)。しかし、組織となるとそうはいかない。組織のミッション・ステートメントはコロコロと変えることは不可能だ。ただし、組織内の小さな集合体におけるミッション・ステートメントなら常に見直すことができる。

 ビジョンと価値観の共感。一人称で捉えるためにも参加が不可欠。組織は人で構成されている。だからこそ、一人ひとりが自立し、相互依存の組織になることで組織の力は何倍にもなる。

 

 

 

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