ラーメン店を訪問した時に、感動をしたことはあるだろうか?もちろん、味に感動したことがあるという読者は多いだろう。
今回は、味はもちろんのこと、店舗運営を含めた全てにおいて感動したのだ。
時は2023年8月のお盆休み期間のランチタイム。
今まで何件ものラーメン店を訪問してきた。筆者の本業は営業職。業種は違えど、数多くの店舗を訪問してきた。その経験から見ても、No.1に近い品質と店舗運営だ。
美味しいラーメン店の紹介ということだけでなく、絶え間ない行列ができる理由がわかる店舗運営についても、今回の記事で述べていくことにする。
1.家系ラーメン「たま家」基本事項
多摩ニュータウン通り沿いに店舗を構える「たま家」。最寄り駅は京王線および小田急線の多摩センター駅だ。改札を出て徒歩7~8分程度。
↓たま家のGoogleマップ↓
近隣にはサンリオピューロランドがある。こちらに遊びに来た時にはぜひ寄ってもらいたいお店だ。
- 営業時間 7:00~21:00
- 定休日 毎週月曜日/第1・第3火曜日
- 駐車場有(店舗裏と店舗50m先の第2駐車場)
- たま家のインスタグラム(外部リンク)
食事時は高い確率で行列ができている。そのため、時間には余裕を持って来店してほしい。行列に並ぶ際は、先に店内で食券を購入してから並ぶのがルールである。
店内はカウンターのみ。子供用の椅子は用意されているので家族連れでも安心だ(筆者来店時も小さな子供を連れた家族が来店していた)。
入店後は食券を渡し、自分の好み(濃いめ薄め、多め少なめ、固め柔らかめ等)を伝えて待つのみ。
カウンターには豊富な調味料も。ラーメンにはもちろんのこと、セットのご飯系に利用しても良いだろう。
行列もできており、カウンターのみのため長居はできない。ということは店内がバタバタしていてせわしなく、落ち着かない雰囲気かと思うかもしれないが、これが違うのだ!そこに筆者はこの上なく感動をしたというわけだ(もちろん味にも)。
Googleマップにも簡単ではあるがクチコミを投稿させてもらったので、良かったら覗いてみてほしい。
2.感動①(味わい)
ラーメン店は味が命。どんなに綺麗な店構えであっても、不味ければお客は来ない。実は10年程前、たま家さんには一度訪問したことがあるのだ。そのころは、17:00以降、セットのねぎ飯がおかわり自由だったのだ。しかし、物価高のご時世ゆえ、今はやっていないのも無理はない。
肝心の味であるが、スープ、麺、そして『チャーシュー』が絶品!それを知っていたので、注文は「ラーメンとねぎ飯セット+チャーシュー4枚増し」にした。
ねぎ飯はごはんの大盛が無料サービス(筆者は並盛にした)。
画像を見てもらえば分かる通り、見た目も素晴らしいチャーシュー。見た目から美味しいというのが分かって頂けるだろう。
肉本来の味を失わない程度の味付け。だからこそ自慢のスープとよく合う。一見、脂身が多いように見えるが、食べてみると全くそうは思わない。むしろバランスは最高だ。
スープはラーメンの命。家系ならではの豚骨醤油なのだが、臭みやしつこさは全くない。スープ→麺→チャーシューの順に繰り返し食べていくと、箸が止まらなくなるのだ。
最終的にはスープも一滴残らず完食。あっさり、しかし味わいが深いスープ。女性客が多く来店している理由がよく分かる。
- 「美味しかった~、また来たいね~」
行列で待っている間、出てくるお客のほぼ全員がこの言葉を発している。みな笑顔だ。その裏には「美味しいだけではない秘密」が隠されているのだった。
3.感動②(人間性)
- 店主の人間性の高さが客をさらに引きつける!
美味しいラーメン店は日本中にいくつも存在する。味の好みは人それぞれ。それゆえに、味についてNo.1を決めることが難しい。種類も多いため、厳密なNo.1というのは味ではないところで勝負しなければならないラーメン業界。
- なぜ「たま家」が多摩地区最強の家系ラーメンと言えるのか?
その理由は、忙しい時に店舗に伺えば分かる。箇条書きにしてみると以下のようになる。
- 何事も声を掛け合い、店員全員で共有(そこに不自然さがない)
- 店主からキビキビした、的確な指示出し。怒っている、焦っているという雰囲気を感じない。
- 動きが遅い新人アルバイトに対しても怒らず、的確な指示を複数回に分けて出す丁寧さ。
- 1分程度の空き時間(店内に新しいお客が入らないタイミング)で見せる店主のおおらかな声質が店内の雰囲気を一気に変える
- 入店時、食後退店時、マニュアルらしさを感じない、心のこもった言葉を全員が言える
- どのお客も、食後はテーブルを綺麗にする文化(そのようなお願いの貼紙などは一切ない)
特に4~6が重要だ。これは一朝一夕で身につくものでもなく、真似しようと思ってもすぐにできるものではない。一見バタバタしている。食事時は人気店だからこそ、次から次へのお客がくる。
しかし、落ち着いて店内を見渡すと、そこは「感謝」が溢れた空間に。
店主からお客へ、店員からお客へ、お客から店主・店員へ(美味しいラーメンをありがとう)。
そして何より、店主から店員への感謝がものすごく伝わってくるのだ。言葉だけではない、雰囲気というか、互いにリスペクトしているというか、一人の人間として認めあっているというか。これを「たま家」で味わってもらいたい。
- 多摩地区最強の家系ラーメン店「たま家」は、ラーメンが美味しいだけでなく、感謝溢れる雰囲気も美味しいお店であった。
4.お知らせ
筆者はリタイア60の名前でSNSをはじめとした発信活動を行っています。ご興味がある方は是非ご覧ください。