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大器晩成型キャリアのすすめ【大人の読書感想文・40代からの学び直し】

1.書籍概要

大器晩成型キャリアのすすめ【大人の読書感想文・40代からの学び直し】
  • 書籍名:大器晩成型キャリアのすゝめ 76歳で上場を果たした遅咲き社長
  • 著者名:広瀬克利
  • 出版社:幻冬舎メディアコンサルティング
  • 価格 :1,500円+税
  • 発行日:2023年12月14日 第1刷発行

【書籍帯コメント】

  • 人生において、無駄なことなど一つもない
  • やりたい仕事ではなくても逃げずにやり抜くこと その経験がいつか大輪の花を咲かせる
  • 43歳で起業、76歳で東証マザーズ上場を成し遂げた遅咲き社長の変革と挑戦の軌跡
  • 現状の役割や待遇に不満を抱くビジネスマンに伝えたい 大器晩成型キャリアを歩んだ男の仕事観とは
  • 研究・製造・営業・・・さまざまな部門でキャリアを積んだからこそ経営者として成功をつかむことができた

 

 

 

2.読書感想文

①全体所感

 神戸天然科学株式会社の創業者である広瀬氏。その半生がこの書籍の中で綴られている。私は書籍から自分の心に響いたフレーズを紹介したいと思って読書記事を作成しているのだが、この書籍は、最初から最後までが大きなフレーズであると感じた。

 書籍帯に書いてある通り、思い通りにならないことでも、続けて、知識や技能を身につけて、壁を突破していく力強さ。何かと便利になった現代社会で忘れられている何かを思い出させてくれる内容。もしかしたら、若い人には理解できない内容かもしれないが、30代後半から40代後半までの人には間違いなく心に刺激を与えてくれるはずだ。

 広瀬氏が独立した40代前半。自分は同じように行動できるだろうか。強い信念を仕事に注ぎ込めるだろうか。20代の頃は必死に、死に物狂いで働いていた、あの頃を思い出し、改めてエンジンに火を灯したくなった。

 

 

 

②本書から学んだこと(フレーズ)

  • やりたい仕事ではなくても逃げずにやり抜くことが自分自身の成長につながり、その経験がいつか大輪の花を咲かせるのです

 この文章「だけ」を見ると、当たり前すぎる内容に思えるかもしれない。しかし、最後までこの書籍を読み終わった後に改めてこのフレーズを見ることで、その重さを感じることができた。

 広瀬氏が社会人として実際に経験してきた苦労がこの書籍には明記されており、その体験を通して生まれたフレーズがこれである。この重さを感じることができるのは通読した人のみなので、ぜひこの書籍を手に取ってもらいたいと思う。

  • あえて挑むことで、新たな自分に出会える

 何事も食わず嫌いは良くない。そして周りの言動に惑わされるのも良くない。やらなければその楽しさも辛さも厳しさも分からないままである。

 サラリーマンの特権は、社内の部署異動で、今までと異なる職種についても、現時点の給与がある程度保証されること。別の会社に転職せずに新しいことに挑戦できることは幸運なのかもしれない。

 この書籍を読む数か月前、私は部署異動となり、営業職から内勤職となった。それでも、その仕事の中での楽しみを見つけようと模索している。今の自分を後押ししてくれるフレーズだった。

  • あるとき携わった仕事はそのときだけで終了するのではなく、のちのちにまでつながってくる

 嫌な仕事ほど近視眼的になりやすい。そして若い時には、このフレーズに実感が伴わないのがあたりまえである。恐らく、仕事と呼ばれるものの中で無駄になることは何一つとしてないのだろう。仮に本当に無駄になったとしたら、それは自分の心の持ちようではないだろうか。

 どんな仕事からでも学ぼうとする姿勢で臨むこと。この考えこそが大切だということを改めて感じた。その根底には自分の可能性を信じることも必要。自分が自分を信じられないのであれば、誰が自分を信じてくれるのだろう。

  • その道のプロになるという向上心をもつかもたないかで、その後の成長速度は大きく異なります

 プロになるとは?徹底して打ち込む以外にないだろうと思う。分からないことがあれば調べ、完全に理解できるまで繰り返し学び、どこでも、誰にでも語ることができるようになること。

 嫌な仕事に対して、向上心を持って取り組むことは並大抵の覚悟ではできない。特に転職がしやすくなった今、様々な誘惑が自らに降り注いでくるのをはねのけることができるのか。向上心に必要なのは人生における覚悟だろう。その覚悟こそが人を成長させるのだろう。

  • 今いる場所で頑張れないのなら、どこに移っても頑張ることはできない

 このフレーズで思い出したことがある。ある時、現職からの転職を考えて活動し、ある企業での最終面接での出来事。やりたいことをお伝えしたのだが、その面接官から「なぜ今の会社ではそれができないのでしょうか」という質問があった。もちろんその時は回答して和やかな雰囲気で終了。後日、内定を頂戴したのだが、結局それをお断りした。その時には以下の理由もお伝えした。

 本当に自分のやりたいことが今の職場ば不可能なのか。それには自分への甘えがあり、逃げの姿勢があった。その面接官の質問で、改めて今の職場で最大限の力を発揮して、自分がやりたいと考えることを実現させようと覚悟が決まった。そしてこの記事を書いている今、間違いなく前進することができたと実感している。

  • これまでの仕事に付加価値をつけることで、一段上の会社に発展することが可能になります

 これは会社だけでなく「人」でも同じこと。自分の付加価値を高めること。前述の通り、向上心を持って仕事に打ち込んで、知識や技術を向上させるのもひとつ。読書をして自分の人格を磨き上げるのも良いと思う。資格取得に向けた勉強でも良いだろう。

 一番良くないのは、現状に安住して何もしないこと、取り組まないこと。かと言って力を入れすぎて長続きしないのも良くない。自分自身を磨き上げる目標を持って日々生きること。その内容は十人十色、何だっていいのだと思う。

 

 

 

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