こんにちは!PayPay経済圏の住人、リタイア60です。
クレジットカードはなくてはならない生活必需品となりました。しかし、使い方によっては、自分の生活を窮地に追い込み、破滅へと導かれてしまいます。クレジットカードで絶対に手を出してはいけないシステムが「リボ払い」です。
- リボ払いは破滅への第一歩
- お金がないなら買うな、欲しがるな
- 脱出後は投資で資産形成へ踏み出せ
もちろん、リボ払いの性質を理解した上で、計画的に利用することができるなら良いでしょう。しかし、多くの方が目先の「快楽」を手にする為に気軽に利用してしまいます。計画的にリボ払いを利用できるような人は、そもそもリボ払いを使いません。
- リボ払いの悪夢から脱出する方法はあるのか?
今回は、リボ払いで苦しんだ経験を持つ筆者(30代前半で脱出)が実践して成功した、計画的な脱出方法とその後の資産形成について説明をしていきます。
1.なぜリボ払いに手を出すのか
リボ払いは住宅ローンなどと似ているようで、実は全く異なるもの。何が異なるかと言えばそれは金利(手数料)です。ネット上で「住宅ローン 金利」と検索をすればすぐに出てきますが、住宅ローン金利は2021年12月時点で概ね「1.0%前後」で設定をされています。それに対してリボ払いは以下の通りです。
手数料率(実質年率)15.00%、住宅ローン金利の約15倍という非常に高い手数料率が設定されています。この違いを見ただけでも、手を出してはいけないのは明らかです。
- なぜリボ払いに手を出してしまうのか?
リボ払いを経験したことがある筆者は、その気持ちが良くわかります。
- その時にお金がなくても、リボ払いを選択することで商品が手に入る
この悪魔の誘惑に負けてしまうからです。さらに、リボ払いのシステムが先程の画像にある通り、「利用料金や件数に関係なく、毎月一定金額(元金+手数料)を支払う」ということができ(定額方式)、しかも、毎月の支払額は自分で設定ができるようになっているからです。例えば、100,000円の商品(または合計100,000円分)を毎月5,000円の支払いで購入できてしまいます。
そして、この画像のようにリボ払いの説明画面では、最初の数回分の支払いについてしか記載がされていないため、先々を考えずに手を出してしまうのです。実際の支払い総額がいくらになるのかをその場で計算できないからこそ、手を出してしまい、後悔することになります。
※筆者が利用しているTSキュービックアプリには「支払いシミュレーション」が分かりやすい場所に設置されており、良心的です。
さらに、テレビCMにとどまらず、YouTubeやTwitterなどのSNSでも積極的に広告が配信されています。有名タレントをうまく利用し、好印象のサービスとしてイメージがつき始めているのも要因の一つです(もちろん広告には「利用上の注意点」は明記されています)。
それでは、実際にリボ払いを利用することで「余計に支払っている金額=手数料」を計算してみたいと思います。
2.実際にリボ払いでの支払い金額を計算
それでは、リボ払いを利用すると一体いくらを支払うことになるのか?多くの人が選択する「定額方式(残高に関係なく毎月一定額の支払い)」で計算してみましょう。
①100,000円分を毎月5,000円の支払い時
- 支払回数:24回←2年間かかります!
- 支払総額:115,782円
リボ払いで、毎月の支払いが楽になる代わりに、最終的に15,782円を余計に支払うことになります。「まあ、これなら何とかなるかも」と思ってしまった人はかなり危険です。リボ払いの怖いところは、癖になること、そして、気づかないうちに支払い元金が増えていくことです。これが俗に言う「リボ地獄」なのです。
リボ地獄に陥ると、支払い元金が100万円くらいになってしまうことが良くあります。多い方はもっとひどいことに。それでは、リボ地獄に陥った場合の支払い総額を確認しておきましょう。
②1,500,000円分を毎月30,000円の支払い時
- 支払回数:79回←6年半かかります!
- 支払総額:2,368,611円
支払総額としては、約87万円も余分に支払うことになります。しかも完済までに6年半。まさに地獄です。毎月の支払金額を上げれば、支払回数・支払総額共に減少します。ちなみに、これを毎月50,000円の支払いに変更すると、38回・1,891,756円に変わります。
すでにリボ払いを利用してしまっている人、リボ地獄に陥ってしまった人は、この次に記載する「筆者独自のリボ払いからの脱出方法」を参考にしてみてください。時間はかかりますが自力で脱出可能です。自分の明るい未来の為に、このまま読み進めていきましょう。
3.筆者が実践したリボ払い脱出方法
ここからは、筆者が実際に実践し、見事にリボ地獄から脱出した方法をお伝えします。時間がかかるやり方ではありますが、確実に抜け出すことができるだけでなく、その後の資産形成に向けての一歩を踏み出せる方法です。
①筆者のリボ地獄だった状況
まずは筆者のリボ地獄だった状況から確認していきましょう。
筆者は3枚のクレジットカードを所有しており、リボ地獄脱出計画スタート時には以下のような状況でした。
- JCB:リボ払い利用なし
- Master:リボ払い600,000円
- VISA:リボ払い500,000円
リボ払いは合計1,100,000円分。無理なくリボ払いから脱出することを考えると、リボ払い以外で生活をしていかなければならない為、リボ支払いにそこまで多くの金額を割くことができません。。そこで筆者は、合計で3年間をかけて、以下の方法でリボ地獄から綺麗に脱出しました。
②リボ払いのクレジットカードは使わない
毎月の引落(電気代など)でカードを利用している場合は、引落先をリボ払い無しのカードに変更しましょう。筆者の場合であればJCBのカードに全て切り替えることになります。
一切使用しなければ、リボ払い残高が増えることはありません。時間はかかりますが、毎月少しずつ返済が始まっていきます(雪だるま式に増えることがなくなります)。
そして、リボ払いの毎月支払いを、自分の生活に無理が掛からない範囲に設定をします。筆者は2枚合計で毎月50,000円に設定しました。リボ払い完済時の結果としては、約2年間がかかり、200,000円を余分に支払うだけで済みました。
- なぜ無理が掛からないように設定しなければならないのか?
その理由は次のステップのやり方にあります。
③リボ払いから分割払いへ
リボ払い、特に定額方式での怖いところは、購入したものすべてがリボ払いになっていくところです。そこで、新しいカード(筆者はJCB)を利用し始める時には、まず「分割払い」を利用するようにしていきましょう。
- Q:なぜ分割払いを利用するのか?
- A:一括払いだけでは無理がかかり、リボ払いに戻ってしまうから
分割手数料もリボ払い手数料と変わらない実質年率15.00%です(カード会社によっては異なる)。しかし、分割払いの場合は「どの買い物分を分割払いにするか」を選択することが簡単にできます。
この間にも分割手数料は取られていますが、一部分で一括支払いを利用し始めるため、リボ払い定額方式の時より、取られる手数料が減少ます。そして、分割支払いにすると、1ヶ月に支払える限界金額が自然と見えてきます(リボ払いではこの限界が見えてこない)。このようにして、少しずつ浪費癖を制限していくことに繋げていきます。
- 手数料はかかるが、自分の支払いの限界が見え、浪費が減る
- 手数料が掛からない決済が少しずつ増える
これがリボ払いから分割支払いに変更する理由です。
しかし、これだけではリボ地獄から抜け出すことができません。結局は分割手数料を支払っているのです。その為、ここまでできるようになったら次のステップへ移行しましょう。
④手数料無料の分割払いへ
次のステップは、分割払いは継続するものの、手数料が掛からない分割支払いへ変えていきます。筆者が利用しているクレジットカード(TSキュービック)は、2回払いであれば手数料が無料です。
TSキュービックでは、決済の後から2回支払いに変更することはできません。その為、2,000円以上のカード決済時に「2回分割で」と伝えて決済をしていました。これができるようになると、今まで3回分割で手数料を支払っていたものが減っていきます。
もちろん、いきなり全てのを切り替えるのが難しいですので、以下のようなステップを踏んでいくのが良いでしょう(筆者実践済)。
- 2,000円未満は一括支払い(手数料なし)
- 2,000円~4,000円未満は2回分割払い(手数料なし)
- 4,000円以上は3回以上の分割払い(手数料あり)
この支払いルールで慣れてきたら、4,000円の部分を少しずつアップさせていくこと。こうすることで、手数料なしで支払える1回当たりの決済金額が増えていきます。同時に毎月のリボ払い分を無理なく支払っているので、手数料がかかる元金が減っていきます。このようにして、リボ払いという「借金」の返済していくことが脱出方法のポイントです。
リボ払いは最初に述べた通り、無理なく計画的に消し去っていくこと。その間に分割手数料が増えていきますが、その分割手数料はしっかりとルールを決めてコントロールをし、少しずつ分割手数料が掛からない方法にシフト。無理な計画は必ずリボ払いへ戻ることになり、リバウンド現象を起こしかねないので注意しましょう。
※もちろん、リボ払い分を一括で支払うことができれば、それに越したことはありません。
4.まとめ(その後の資産形成へ)
筆者の場合、リボ払いそのものは2年間強で消し去ることができました。しかし、その間に分割払いを利用していたので、その分を消していくの1年間、合計3年間を費やしたことになります。
- リボ払いは借金です!
言い方は異なっていても、結局借金であることに変わりはありません。そして、一度贅沢を味わってしまうとなかなか抜け出せないのが実情。苦しい節約生活、欲しいものがあっても我慢、リボ払いの先にあるのは一定期間の我慢です。
しかし、その我慢を乗り越えた先には素晴らしい未来が待っています。その為に、リボ払いが終わってからすぐに実行してもらいたいこと。それは、
- 毎月リボ払いで支払っていた分を株式投資に回していく
実際には、毎月のリボ払い分(筆者の場合は50,000円)がなくても生活ができたのです。ですから、この分を投資に回しても生活に支障が出ることはありません。もし、少しでも今の生活に余裕を持ちたいといういことであれば、リボ払いで支払っていた金額の一部で良いので株式投資に回しましょう。
投資が良く分からないという人は、手始めに「ポイント運用」の投資から始めても良いと思います。筆者はPayPayボーナス運用を「チャレンジコース×自動追加×放置」の戦略で利用しています。
PayPayを利用して獲得できるPayPayボーナスを、自動で追加をする設定にして、毎日コツコツ積みあげていきます。ポイントは支払いに使用せずに運用に回す。塵も積もれば山となるということが、上の画像で証明されています。
運用損益率は50%を超えています。つまり、投資に回したポイントが1.5倍に増えたということになります。これとは別に、筆者はネオモバイル証券を利用して株式投資も行っており、2021年の運用利回りは10%を超えました。投資を開始することで、今まで借金返済に充てていた資金が、お金を稼いでくれる種銭になってくれます。
- お金が働き、お金を稼いでくる!
生活が改善された、リボ払い完済のタイミングこそ、投資を開始する絶好のチャンスなのです。リボ払いを、リボ地獄を1日も早く抜け出し、明るい老後を迎える為の資産形成につなげていきましょう。
5.お知らせ
筆者はリタイア60の名前でSNSをはじめとした発信活動を行っています。ご興味がある方は是非ご覧ください。
毎週土曜日更新!PayPayボーナス運用×チャレンジコース×自動追加×放置をコンセプトに運用状況を報告しています。PayPayボーナス運用を利用している方は一見の価値アリです。
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