こんにちは!教育業界20年以上のリタイア60です。
- 今、東京都の英語教育から目が離せない!
2022年11月、東京都ではESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)が実施され、賛否両論、世論から大きな反響がありました。
ESAT-J実施に向けて、東京都教育委員会(以下、都教委)は、情報発信だけでなく、多くの学習用教材や動画を無料公開しました。
- 英語力アップのために、都教委が用意した英語教材を使おう!
インターネット上での公開のため、東京都在住でなくても利用可能!昨今変わりゆく英語の評価方法も確認し、新しい英語学習をしていきましょう。
1.変わる英語の評価方法
現在の英語教育は、旧態依然の文法中心の指導から脱却し、4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランス良く学ぶようになりました。
これに伴い、学校では、定期テストとは別に、パフォーマンステストが実施されています。
そして、中学校の評定のつけ方が、昔と比較すると、大きく変わり始めているのをご存知でしょうか?
- 4技能5領域をバランス良く評価
これら5つの領域を、3つの観点で評価をし、英語の評定が決まります。以下の図を見てもらうとわかりやすいでしょう。
文部科学省・国立教育政策研究所の資料では、以下のような評価方法の例が、上図と共に明記されています。
ここまでの内容から、とても重要なことに気づくことができるのです。
- 「話すこと」が2つの領域に!つまり、他技能の2倍の影響力がある!
英語において高い評定を獲得するためには、「話すこと」の対策が必要不可欠。この変化に対し、都教委は、誰でも無料で利用できる「話すこと」の教材を用意したのです!
それでは、その教材のポータルサイトについて紹介をしていきましょう!
2.ESAT-J本番スコア分布(2023年11月27日実施分)
段階別評価 | 入試点数 | スコア | 分布(%) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
令和4年度 (11月27日実施分) |
令和3年度 プレテスト |
|||||
A | 20 | 100~80 | 16.8 | 11.7 | ||
B | 16 | 79~65 | 25.8 | 20.3 | ||
C | 12 | 64~50 | 31.6 | 27 | ||
D | 8 | 49~35 | 16.9 | 23.9 | ||
E | 4 | 34~1 | 8.1 | 15.3 | ||
F | 0 | 0 | 0.8 | 1.9 |
- 平均スコア:60.7(令和3年プレテスト:53.7)
令和3年度プレテストと比較して、A~Cの評価、つまり、高評価を獲得した生徒が増加。入試点数になるということで、事前に対策として勉強をした受験生が多かったと推測できます。都教委が用意した教材を利用しり、学習塾が用意した対策講座を利用したり。
今回の結果を踏まえて、来年度は難しくなるのではないか?とい疑問が早速出ているようです。
- Q:来年度のESAT-Jの難易度は上がるのか?
- A:大きな難易度変更はない!なぜなら、アチーブメントテストだから!
都教委が目指すものは、ESAT-Jによる都立高校入試での順位付けではありません!
- 「話すこと」の力がどれだけついたかを測定し、
- その結果から、今後の学習指針を示し、
- 生徒の「使える英語力」の育成をすること
同じ難易度で複数年を通して測定しいからこそ、「IRT」という統計処理が行われているという背景を理解すれば、難易度変更は都教委にとってデメリットになるということが分かるでしょう。
ちなみに、以前、都教委に電話で確認をしたときに、以下の言葉を担当の方から頂きました。
- 「仮に全員がA評価とっても構わない、むしろ、理想はそこである」
ですから、ESAT-J対策を行う時やパフォーマンステスト対策を行う時、つまり、「話すこと」の練習をする時は、都教委が用意している無料教材(動画)を使うことが良いのです。
それでは、都教委が用意した無料教材と、それを使った学習法を紹介していきましょう!
3.TOKYO ENGLISH CHANNELと学習法
「話すこと」の学習でおすすめできるのが「TOKYO ENGLISH CHANNEL」。このサイトは、いつでも、どこでも、誰でも、学べる英語学習環境を、都教委がウェブ上に実現してくれたものです。ここに格納されているおすすめ学習コンテンツがこちら!
- どのコンテンツに対しても学習動画が搭載されており、ネイティブの発音を聞くことができるだけでなく、シチュエーションのイメージがしやすい。
- そして、スクリプトやワークシートが用意されており、スムーズに学習をすることが可能。
- また、学年や英語レベルに合わせた難易度分けをしてくれているので、自分の状況に合わせたところから学習が開始できる。
- 至れり尽くせりの無料学習コンテンツを使わない理由がない!
これだけ多くの無料教材と動画を用意してくれる都教委の取り組みは、他の自治体と比較しても群を抜いています!
しかし、多いが故に、どのように学習していくのが良いかが迷ってしまいます。そこで、学習法を分かりやすくまとめました(学習計画表も)!
↓都教委提供の無料コンテンツを使った学習法①↓
↓都教委提供の無料コンテンツを使った学習法②↓
この2つの記事を見てもらうことで、無料コンテンツを利用してESAT-J対策だけでなく、日頃の「話すこと」の学習方法がわかります。
また、直前対策として利用する場合には、学習計画表を用意しましたので、こちらも活用してください。
↓学習計画表はこちらに掲載中↓
4.お知らせ
筆者はリタイア60の名前でSNSをはじめとした発信活動を行っています。ご興味がある方は是非ご覧ください。
PayPayポイント運用、PayPay資産運用、PayPay証券、ネオモバの4つを利用した資産形成。億り人を目指して毎週お届け!
PayPayに関する様々な内容を、あらゆる角度から紹介。お得なポイント獲得方法なども掲載中。
株式投資による資産形成。アラフォーによるアラフォーの為の資産形成を中心に発信中。
本業である教育関連カテゴリー。現場での指導経験がある筆者が学習法や入試の重要ポイントなどを中心に記事を執筆中。
上記以外にも様々なカテゴリーで記事を発信しています。興味があるカテゴリーがございましたら、是非ご覧になってください。