2025年3月に実施された「第50回知的財産管理技能検定」を受験し、無事に合格をしました。その時の勉強法と、実際に使った教材について紹介します。ちなみに、第50回の合格率は以下の結果でした。
↓第50回知的財産管理技能検定2級の結果↓
試験科目 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
学科 | 2,371 | 1,116 | 47.1% |
実技 | 2,636 | 821 | 31.1% |
国家試験の中では比較的易しい部類に入りますが、実技の合格率31.1%を考えると、「学科と実技の両方を一発で合格する」にはそれなりに努力が必要です。今回紹介する勉強法は、知財2級以外にもいくつかの資格試験で一発合格していますので、参考にしてみてください。
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使用教材
知的財産管理技能検定2級合格に必要な教材は「テキスト」「過去問題集」の2つだけ。実際に使用したのは以下の2つです。
- 2級 公式テキスト(左)4,600円+税
- 2級 厳選 過去問題集(右)2,400円+税
この2冊を徹底的にやりこむだけ合格できます。
- 徹底的にやりこむ、とは??
後述する「勉強法」で詳細を説明しますが、概要は以下の通りです。
- テキストは3回繰り返し読む
- 過去問題集も3回繰り返す
- 直前は○○○(無料)をやる
「たった3回の繰り返しで合格率30%程度の国家試験を一発で突破できるの?」と思う人がいると思いますが、あくまで「2級受験資格(リンクあり)」を満たしていることが前提です(私は3級合格をしていました)。
「3回も繰り返すのは途中で心が折れてしまう」と思う方は、この後にある「勉強法」を参考にしてください。誰でも、無理なく、継続できる勉強法です!
勉強法
- 勉強時間は1日30分のみ!
- ただし、毎日やる!
たったこれだけ。「毎日やる」のハードルが高いと思うかもしれませんが、「1日30分」という手軽さゆえ、お仕事をしている方でも無理なく継続できます(通勤時を利用するのもOK)。では、テキストと過去問題集をどのように使ったのか?を説明します。
- テキスト①(とにかく読むだけ)
- 過去問題集①(正解しなくてOK)
- テキスト②(ポイント【1】)
- 過去問題集②(正解・不正解をチェック)
- テキスト③(ポイント【2】)
- 過去問題集③(ポイント【3】)
- 直前に過去問を解く(無料・リンクあり)
上記のポイント【1】~【3】に関しての詳細は以下の通りです。
ポイント【1】
過去問題集に一度触れることで、どのような出題がされるか、自分の苦手分野はどこか、などの「見える化」が自分の中でされます。テキスト2周目は、そのような分野にさしかかったら、じっくり読むようにしましょう。
ポイント【2】
2回目の過去問題集で「不正解だった問題」の分野については、集中してテキストを読むようにしましょう(ながら読みは禁止)。不正解だった問題のポイントになりそうな箇所には「アンダーライン」を引きましょう。
ポイント【3】
過去問題集のすべての問題で正解することを目標に挑みましょう。もし試験当日までに時間の余裕がある場合は、この3回目で間違えた問題にもう一度取り組みましょう。直前では、知的財産教育協会の無料過去問(リンクあり)に挑戦!直近3~4回分の過去問が掲載されていますので、近年の傾向を確認する意味でもやる価値があります。
私は2024年7月6日にビジネス実務法務2級の試験が終わってから、2025年3月9日の試験当日まで、毎日サボることなくやりました。約8か月=240日間と考えると、合格までの合計勉強時間は以下の通りです。
- 240日間×30分=7,200分=120時間(概算)
リタロク勉強法は、知財関連知識に毎日触れることによって記憶の定着がなされる、エビングハウスの忘却曲線の考え方を利用したものです。そのため、短期集中で合格を目指す人には適さない勉強法ですのでご注意ください。
このたびは最後までご覧いただき誠にありがとうございました。この記事を読んだ方の知的財産管理技能検定2級合格を心より願っております。
↓知的財産管理技能検定3級合格記事↓
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