こんにちは!PayPay経済圏の住人、リタイア60です。
2021年に40歳となった筆者ですが、それと共に「人生の折り返し地点」ということが頭をよぎりました。
- 自分に残された時間はあとどれくらいか?
- その時間で何をこの世に残せるか?
今までの人生が無駄だったということは1つもありません。むしろ、これからより一層良く生きるために、そして、後世に何かを残すために。凡人でも出来ることは必ずあると考えています。
そこで、今回は筆者自身のためにも、残された時間の確認をしつつ、これからの人生について考えていきたいと思います。読書の皆様も今一度自分に置き換えて考えてみてください。
1.人生の時間は何時間?
- 1日=24時間
- 1年=365日=8,760時間
厚生労働省の資料から、日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳(令和2年簡易生命表の概況(厚生労働省))となっています。
そこで、寿命を85歳と仮定して人生の時間を計算をすると、以下の通りになります。
- 85年=31,025日=744,600時間
これが、生まれてから亡くなるまでに与えられる平均的な時間。かなり大きな数字のため、この時点ではピンとこない人が多いでしょう。
それでは少し掘り下げてみましょう。成人するまでは「学校(義務教育)などで拘束される」時間があり、労働をしてお金を稼ぐという事に対しては、自由であって自由ではないという状態。そこで、仮に20歳から労働で収入を得て、自由に活動ができるとした場合、最大で65年間が「後世に何かを残す目的を持って活動できる期間」と考えられます。
- 65年=23,725日=569,400時間
どちらにしても、まだまだ数字が大きく、実感をするには微妙です。それでは、このうち半分は、睡眠、食事、風呂、トイレ、休憩、その他など生命維持に必要な時間に消費すると考えるとどうでしょうか?
- 569,400時間÷2=284,700時間
徐々に数字が小さくなってきましたね。さらにここから労働の時間を引いてみるとどうなるでしょうか?1日8時間労働で単純計算をしてみましょう。わかりやすいように労働期間は20歳~65歳の45年間とし、年間休日は平均値である120日とします。
- 8時間×(365日-120日)=1,960時間/年
- 1,960時間×45年間=88,200時間
- 284,700時間-88,200時間=196,500時間
労働以外で何かを成す、何かを後世に残すために与えられた人生の時間は、20歳から老後の時間も含めて上記の時間となります。
- 日本人全員に平等に与えられた「196,500時間」で、あなたは何をしますか?
もちろん、労働で何かを残す偉大な人もいますので一概にこの時間だけとは言えません。さまざまな人生がありますが、平均をするとこの時間だということです。そしてこれは、20歳の人に与えられた時間。現在の自分の年齢に置き換えると、より一層リアルに感じられるはずです。
2.働き盛り(40歳の人)の残り時間
冒頭に記載した通り、2021年に40歳を迎えた筆者。筆者が今から後世に大切なものを残そうと活動した場合、残された時間は、前述の前提で計算すると以下の通りになります(85歳まで残り45年)。
- 最大:45年=16,425日=394,200時間
- 半分:394,200時間÷2=197,100時間
- 労働:1,960時間×25年間=49,000時間
- 残り:197,100時間-49,000時間=148,100時間
20歳の頃と比べて、人生の自由時間を約1/5消費してしまっていることになります。ただ、この程度なら、今からでも十分に挽回はできそうですね。それではどんなことにチャレンジをしてみるのが良いでしょうか?
- 「好きなこと」で稼ぐための準備
- 定年退職後の資金と趣味準備
この2つは意外に見過ごしやすい点ですが、とても重要です。
何事においても準備には時間がかかるものです。やりたいことをみつけ、それを調べてみたら、お金だけではなく資格も必要となることも。残りの時間を使って新たに資格獲得にチャレンジするというのも良いと思います。自分のやりたい事に繋がる資格なら価値は間違いなく高いはず。
資格は種類によって合格までに必要な学習時間が異なります。100時間以内で獲得できるものから、1,000時間以上必要な難関資格まで多種多様。アラフォーであれば、時間にはまだまだ余裕がありますが、決して無駄にすることはできません。
- 改めて自分の人生を振り返り、本当にやりたいこと、心から好きなことを見つけること
まずはこの時間を確保しましょう。金銭面もある程度落ち着く年代であるアラフォー。将来のやりたい事に向けた準備を始めるには絶好のタイミングです。
- 資格を取ることが目的ではなく、やりたいことをやるのが目的である
まだ残された時間はありますので、折り返し地点から今一度自分探しの旅に出てみるのも良いのではないでしょうか。
3.老後(65歳の人)の残り時間
無事に65歳で定年退職(今後はさらに上がる)を迎えてから「やりたいこと」をやろうという考えがあると思います。とても素敵なことだと思います。それでは、65歳になってから始めるとする場合、まずはどれだけの時間が残されているのでしょうか?先程と同じように計算してみましょう。
- 最大:20年=7,300日=175,200時間
- 半分:175,200時間÷2=87,600時間
- 労働:0時間
- 残り:87,600時間
思った以上に少ない!40代の約6割程度の時間しか残されていません。そして、脳力、体力、そして気力は20代、40代より確実に衰えます。何をやるにしてもスピード感は若い世代には及びません。これはどうしようもない現実です。同じ時間数でも、できることの量は減ってしまいます。
- つまり、老後からでは遅い!そしてもったいない!
例えば、前述した資格取得の時間を考えても、老後から挑戦するより、少しでも若いうちに挑戦した方が、消費時間は少なくて済みます。
- 老後からの挑戦は若い頃より消費時間が余計にかかるため、やりたいことをやる時間が削られる
だからこそ、労働をしている今から老後に向けた準備が大切なのです。これは、やりたいことの準備はもちろんのこと、資金面の準備も同時に必要です。
老後2,000万円問題と言えば聞いたことがあるでしょう。年金制度は崩壊し、支給額は昔と比較して減少、支給開始年齢は引き上げに。自分が支払った年金額より多く受け取ることができる人は、いくら平均寿命が延びたと言っても間違いなく少なくなります。
老後、生活資金を稼ぐことに時間を消費せず、自分が好きなことをやることができるのか?続けていくことができるのか?これは事前の準備なくして不可能です。
- 若い時期に多くのことにチャレンジをしておく
- 若いうちなら失敗しても構わない。やることに意味がある
- 知らないこと(無知)は罪である
- 資産形成を早く始め、老後の生活資金を用意すること
やったことがなければ、好きか嫌いかの判断はできません。そして、お金がなければ好きなことをやる時間を作ることはできません。
恐れることなかれ!少しでも興味があれば、まずはやってみること。老後の時間は一見あるように見えて、実は想像以上に少ないのです。
4.まとめ
時間の経過とともに、人は脳力の衰え、体力の衰え、気力の衰えと戦わなければなりせん。そして与えられた時間は有限であり、思った以上に少ないのです。
- 「老後にできるから、今は労働に集中」は不正解
老後でできるなら、今、労働をしながらでもできるはず。なぜなら、老後より今の方が若く、全てにおいて活動的に動くことが可能であり、消費時間を短縮でき、
今回の記事で計算したのは理想的な労働、つまり、超ホワイト企業の場合です。一般的な人であれば(筆者含む)、労働の時間はこの計算より長く、残された人生の時間はより一層短くなるのです。
- 無意味な時間を過ごしてはいけない
- 自動化をすることで時間を作りだせ!
お金を増やすことはできますが、人生の時間を増やすことはできません。しかし、テクノロジーの力で作業を自動化することで、本来消費する予定の時間を他に充てることができます。
そして資産形成で有効な株式投資も「つみたてNISA」などを活用したり、毎月の自動積立などを利用したりすることで、時間を消費せずに老後資金をつくることができます。
- 今ある資源を最大限に活かし、自由な時間をつくりだす
老後を迎える前に数多くチャレンジすることで見えてくる世界があります。今という時間を無駄にせず、果敢にチャレンジする人生、これこそが豊かな老後への近道です。
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