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学習塾は何歳から?小学3年生からがベスト・算数週1回からスタートがおすすめ

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  • 「何年生から学習塾へ通わせればいいのか?」

これについて悩む保護者の方は多いはず。学習塾へ通わせるには必ず目的があり、多くの方の目的は「受験・志望校合格」です。

※最近では託児所替わりとして子供を預けるという方もいるようです。

通塾の適正年齢には個人差がありますが、「この学年からは必ず通った方が良い!」というタイミングがあります。そこで今回は教育業界歴20年以上の筆者がお答えします。

  • 結論:小学3年生から算数の通塾を!

なぜこのタイミングなのか?今回は多くの子供たちが苦手とする「算数・数学」をベースにして説明していきます。

1.九九は親子で乗り越えよう!

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本題に入る前にひとつお願いしたいこと。指導現場にいた時の驚いたことを紹介します。

  • 保護者「うちの子、算数が苦手なんです。」
  • 私「九九から怪しいですね。計算間違いが酷いです。」
  • 保護者「そうなんです。九九から教えてください!

声を大にして言いたいのですが、

  • 九九は教えて身につくものではなく、何度も反復をして体で覚えるもの

週1回の学習塾の授業ではどうしようもないのです。申し訳ないですが、九九が出来ない子の原因は保護者にあります。

日々の生活の中で反復を一緒にやりましょう。小学2年生で習うので、まだ反抗期前。一緒にやることは容易です。

そこで、ワンポイントアドバイスとして九九を親子で乗り越える方法をお伝えします。

九九の自宅での取り組み方
  1. 朝5分間で「1×1→9×9」を順に1回言う。
  2. 夜5分間で「9×9→1×1」と逆から1回言う。
  3. 慣れたら「○の段を上から」「▲の段を逆から」と指定して5つ言う。
  4. 子どもが出題→保護者回答(採点作業が勉強に!)

つまり「朝と夜の5分間だけ毎日協力してください」ということです。

2.小学3年生からがベストな理由

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それでは本題に入りましょう。なぜ小学3年生からがベストなのか?答えはこちら。

  • 分数の概念を初めて学習するから(2021年8月時点)

↓参考資料リンク↓

【算数編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説・PDFファイル158ページ参照

分数の前に小数を学習するのでそちらを優先しないといけない!という方もいます。もちろん小数も理解して習得することが一番良いのは間違いありません。

小数が習得しやすい点は「分数以上に生活の中に溶け込んでいる」ということ。そのため、自然と小数の概念を理解してしまう子どもが多いのです。

最近の教科書では普段の生活から考えるコーナーが用意されているくらい、普段の生活と密接であるいうことは大切なのです。

「分数ってそんなに大切なの?」と思う方も多いと思います。再度声を大にして言いたいのですが、

  • 分数を制するものは算数・数学を制する!

と言っても過言ではありません。小学生で分数を極めておくと、その先はとても楽になります。分数以外に小学生のうちにやってほしいこともありますが、それは一番最後に記載します

それでは分数がなぜ大切なのか?次にこの説明をしていきます。

3.なぜ分数が重要なのか?

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  • 学年が上がるにつれて分数ばかり出てくる(使うようになる)

これについては論より証拠。 実際の入試問題を見ていきましょう。

※リンク先を別ウィンドウで確認しながら読み進めてください。

リンク:令和3年度都立高等学校入学者選抜 数学

※東京都の問題で話を進めていきます。

★【大問1】

計算や得点を取りやすい小問が並ぶ場所。小数は一切出てこず、分数ばかりが目立ちます。

★【大問2】

規則性の問題。どのような規則があるかを見つけることがポイント。図形との融合問題になることが多いですが、問題を解く過程でも小数を使うことはありません。

★【大問3】

関数の問題。私の経験上、関数の問題で小数を使ったことはありません。仮に設問内で小数が出てきても、分数に直してから解いていきます。

★【大問4】

平面図形の問題。証明問題は記述での回答を求められます。文字式が絡んできますので当然のごとく小数をつかうことはありません。

★【大問5】

空間図形の問題。平面図形同様に小数が出題されることもなければ、解く過程で小数を使うこともありません。

他年度も確認しましたが、小数が問われること(小数で問われること)は高校入試では殆どなく、むしろ分数で解き進める、回答することが殆どです。

高校入試でこれだけ分数を多用するということは、小学生のうちに分数をマスターしておくことがいかに大切かがわかりますね。大学入試ではさらに小数を使用する機会はなくなり、その反面、殆ど分数を利用します。

参考リンク①:都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答表等

参考リンク②:大学入試センター 共通テスト過去問

4.まとめ

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小学3年生から学習塾へ通った方が良い理由はお分かりいただけたでしょうか?

小学生のうちに分数の概念を理解することの大切さ、算数から数学へと発展するにつれて分数を多用することが理解頂けたと思います。だからこそ通塾時期に迷われてる方は小学3年生からがおすすめなのです。

また、小学3年生から通塾していれば、急遽中学受験をしたくなったといっても対応することは可能。様々な可能性を考えてもこの時期がベストということです。

今回は「算数・数学」を中心にお話をしましたが、実は本当にご家庭でやっておいてほしいことがあります。

これだけはやっておこう!
  • 絵本の読み聞かせ
  • 幼少期からの読書週間

この2点はどんな勉強よりも大切です。なぜか?

  • 問題文を読み、内容を理解できなければ問題を解くことができない

受験・入試では必ず設問が出され、その文章を読み、何を求めるかを理解しなければ解くことはできません。逆に、問題文を読みこなすことができれば、正解へたどりつくことは可能。

  • 読書はすべての科目に通じる万能なを能力育成する

これだけは忘れないようにしてください。