株式投資のやり方は人それぞれ。正解はありません。100%儲かる保証がないのが株式投資の世界。だから悩むのは当然です。
そこで今回は、株式投資初心者や悩まれている方へ、私が実践している「敢えて単純明快」な株式投資ルールをご紹介。
ルール設定の理由も明記しているので、ひとつ参考にしてみてはいかがでしょうか?
※わからない用語は各証券会社HPに用意されている用語集で調べましょう!
0.株式投資マイルール紹介
私が実践している株式投資ルールの紹介。私の株式投資スタイルは「中長期型」です。
【1.投資銘柄候補選定】
- 配当利回り4%以上
- 配当性向30%~50%
- 1日の出来高1,000,000株以上
【2.株式売買ルール】
- 過去3か月のチャートから指値注文で購入
- 「購入株価+1回の配当金×1.5」で利確検討
- 「売却株価-1回の配当金×1.5」で買戻し検討
- 「購入株価×92%以下」で損切り検討
【3.複利運用先】
- 海外ETF:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
それでは順番にそれぞれの理由を確認していきましょう。
1.投資銘柄候補選定の理由
株式投資で大切なのは「銘柄の目星を付ける」こと。「決める」ことではありません。2020年末時点で東証一部上場企業数は2,186。名前すら知らない上場企業もあります。
目星を付けるために3つのルールを設定していますので1つずつ簡単に説明します。
- 配当利回り4%以上
- 高配当株。高すぎは危険。8%未満。
- 利確不可時に配当金で最低限の利益確保。
- 配当性向30%~50%
- 利益は企業自体の発展にも利用してほしい。
- 株主と企業がWin-Winの関係がベスト。
- 1日の出来高1,000,000株以上
- 出来高が少ない=値動きが乏しい&人気がない可能性。
- 値動きがない=身動きが取れず資産が固定されてしまう。
目星を付けた銘柄に一歩踏み込んで調べてから購入すること。安易に動くと失敗することが殆どです。
2.株式売買ルールの理由
株式売買ルールの決定が、安定した取引を継続するための秘訣。もちろん途中で方針変更してもOKです。状況や時代に合わせて柔軟に動くことが大切です。
私が決めている株式売買ルールの説明を「三井住友FG」を例にご紹介。
以下のグラフや表を確認しながら読み進めてください。
※目星付け⇒調査⇒購入に至った銘柄であることが前提。
- 過去3か月のチャートから指値注文で購入
- 決算短信は年4回、3カ月毎の発表に合わせる。
- 注文は指値。想定外の価格で約定するリスクを回避。
- 「購入株価+1回の配当金×1.5」で利確検討
- 3,800円約定⇒3,950円で利確検討。
- 配当金は増減配両方の可能性有。減配時のリスク回避。
- 決算(半期決算)跨ぎ後の株価下落のリスク回避。
- 他銘柄に投資している間に株価は戻る(例外あり)。
- 「売却株価-1回の配当金1.5」で買戻し検討
- 3,950円利確⇒3,800円で買い戻しを検討。
- 前回+150円分の利確⇒3,650円まで下落は無視(税金考慮せず)。
- 下落時は買い増し(ナンピン)に動き、株価反発時の利益を狙う。
- 「購入株価×92%以下」で損切り検討
- 購入株価3,800円⇒約3,500円で損切り検討。
- 利確ルールを2回分実施⇒資金固定化の可能性が高い。
- 購入額8%の損切り⇒8%×20%=1.6%の還付があり(譲渡益税を徴収されている場合)、実質6.4%の損。
- 損切りした銘柄は「目星」から外す(精神衛生的に)。
ここで説明した内容は一例であり、100%勝つ方法ではありません。
しかし、サラリーマンである私でも、今年7ヵ月間の運用でお小遣い程度の利益(税引前で107,000円程度)が稼げました!
3.複利運用はなぜ海外ETFなのか?
複利運用先として海外ETF:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を利用している最も重要な理由は「日本との市場規模の違い」です。
以下で市場規模の違いを確認していきます。(2021年5月末時点)
- 合計:約735兆円
- 海外株式市場規模8,172兆円÷735兆円=日本の約11.1倍
- 米国株式市場規模4,967兆円÷735兆円=日本の約6.8倍
株式投資開始前後は世界各国の超優良企業を詳しく知らないのは当然。むしろ日本国内でさえ怪しい。
私も謙虚に勉強不足を認識し、海外ETFを利用して広く世界に投資をしています。
日本国内でも馴染みのある企業が多いですね。実は大人気の「S&P500」の上位構成銘柄と重複している企業も。なぜ私は大人気のS&P500にしなかったのか?
- 米国以外にも広く世界の企業に投資をしたいと思ったから
これが一番わかりやすい、単純明快な理由です。
そして世界に分散投資をすることで、どこかの国で何かが発生した際のリスク回避が自然と行われる容から。
海外ETFは非常に多くの種類がありますので、自分のお気に入りのETFを探してみるのも楽しいものです。
4.まとめ
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
今回は株式投資マイルールをできるだけ簡潔に紹介しました。その為、紹介できたのはあくまでも「一部分」であることをご了承ください。
今回の内容以外にも私自身が指標にしているものや理由があります。ここから先は、実践を通して自ら見つけていくべきだと私は考えています。
- 自分自身の資産を投じる=最終判断はあなた自身!
今回の内容を参考にして頂きつつ「投資実行の決定ボタンを自分で押すための理由」を発見してください。きっと投資が楽しくなりますよ。