資産運用が非常に注目を集めている昨今。「電子マネー」「バーコード決済」が一気に普及し、還元されたポイントを運用するサービスが非常に多くなりました。
すでにポイントを運用することが当たり前の時代になりましたね。
高校でも投資についての勉強も始まるみたいですよ。
そこで今回は「PayPayボーナス運用」について、新機能の情報も少し交えながら、PayPayボーナス運用のデイトレ(通称Payトレ)についての考察を記載していきます。
実際のPayPayボーナス運用実績も公開しているので注目ですね!
この記事はPayPayユーザー必見の記事とですので、是非最後までご覧ください!
1.PayPayボーナス運用でデイトレがスムーズに!
2021年4月7日から「PayPayボーナスの利用設定」ができるようになりました。
今までは決済時にPayPayボーナスから優先して支払われていましたが、これからはPayPayボーナスの利用方法が以下の3種類から選択できるように変更されました。
この中で「貯める」機能が追加されたことが、PayPayボーナス運用でのデイトレにとっては非常に大きいですね!
私は「貯める」機能が搭載される前に、PayPayボーナス運用でデイトレを試みました。その時は、常にバーコード決済時にPayPayボーナスを消化してしまわないように注意しながら買い物をすることに。妻とデートをしても決済時には神経をすり減らし、PayPayボーナス運用でのデイトレが苦痛でした。しかし、今回の改良によって「神経をすり減らす」ということがなくなり、だいぶストレスが軽減されました。
PayPayボーナスの投資コースもスタンダードコースとチャレンジコースの2種類があるので、楽しみながらデイトレができるかもしれませんね。
このように、PayPayボーナス運用によるデイトレがやりやすくなりましたが、実際に資産を増やすことができるのでしょうか?
2.<重要>PayPayボーナス運用はデイトレに向かない?
それでは今回のメインテーマに移っていきます。結論から言うと、PayPayボーナス運用はデイトレには向かない!これには理由が3つあります。ひとつずつ説明をしていきましょう。
2-1.理由①:連動先が「S&P500」だから
PayPayボーナス運用には2つのコースが用意されています。それぞれのコースで連動するETF銘柄が決められています。
ご覧の通り、どちらのコースも「S&P500」に連動します。
チャレンジコースはスタンダードコースの3倍の値動きですね。
そうなんです。その為、もしPayPayボーナス運用のデイトレで儲けようとするなら、チャレンジコースでの運用が必須!しかしながら、S&P500の値動きを確認すると以下のグラフの感じなのです。
グラフをご覧頂くと分かる通り、2020年3月前後に大きく暴落しています。これは新型コロナウィルスで世界中が大混乱に陥った時期です。
注目すべきは暴落のところではなく、その前もその後も堅調に伸び続けるということですね。
未来のことは誰も正確に予想することはできませんが、安定して伸び続けるS&P500でのデイトレは資金を抜いている間に成長してしまう可能性が高いのです。その為、S&P500に連動しているPayPayボーナス運用は「デイトレより長期積立の方が向いている」ということになります。
2-2.理由②:1営業日中の値動きの幅が少ない
先程の理由①では2年間という長期スパンで値動きのグラフを確認しました。それでは、1営業日の中での値動きは実際にどうなのでしょうか?とある5営業日間の高値(左)と安値(右)、安値基準での上昇率をみていきます。
上記が「その日の最安値でINをして、最高値でOUTできた!」という奇跡的なデイトレができた場合に、パーセントの部分がスタンダードコースで得ることができる利益率です。
これの3倍のがチャレンジコースで得ることができる利益率ということですね。
ちなみに、私のような平凡なサラリーマンが自動追加に限定して半年間積み立てたことができたのが30,000円強でした。
- 半年間ボーナスを使わずに我慢し、
- その後PayPayボーナス運用でデイトレをし、
- 毎回奇跡的なタイミングでのトレードができた
この前提で稼いでいくことを考えてみるとどうでしょうか?
もしここまでやるのであれば、もし奇跡的なタイミングでのデイトレができたのならば、恐らく株式や為替でデイトレをやる方が断然儲かりますね。
時間という資源をかける割には実入りが少ない為、コスパがあまり良くないデイトレということになりますね。
2-3.理由③:自由に動かせる額が小さい
PayPayボーナス運用は、現金を運用するのではなく、PayPayボーナスを運用します。その為「PayPayを使って決済をした際にもらえる還元分のみが運用の対象」となります。
つまり、通常の証券口座やFX口座などのように、お金を振り込んで運用額を増やすということはでないということですね。
あくまで買い物などでのPayPayやYahoo!カードでの決済を通して得られる還元分のみが運用の対象。前述の理由②でも少し触れましたが、私のような平凡なサラリーマンが、できる限り高還元を狙い、あまり無駄遣いをせずに生活をした場合に貯めることができるPayPayボーナスはあの程度です。
ここで、私が約半年間チャレンジコース一択・自動追加のみで運用したPayPayボーナス運用画面のスクショを用意しました。
何も気にせず、値動きに左右されずやってきた結果がこれです。あまりにも運用できる額が小さいのが分かります。
PayPayボーナス運用でのデイトレで同じだけの利益を出すにはどれだけの時間と手間をかけなければならないか。ここまで考えてみると、どれだけ大変かはわかりますね。
3.私が得た結論
PayPayボーナス運用でデイトレ実践をし、一度リセットして、そこからただひたすら自動追加機能で積み立ててきました。先程も記載していますが、PayPayボーナス運用半年間の成果は以下の通りです。
- 半年間で33,000円程度のPayPayボーナス追加
- 運用損益は+27%程度で+9,000円の利益
これまでの経験から、PayPayボーナス運用で最も適した考え方が「増える小銭貯金」であると私は確信しています。
連動しているETFの銘柄は、世界的に見ても非常に安定した銘柄ですよね。
これを対象にデイトレをするというのは正直もったいない!やはりデイトレは株や為替でやるのが良いでしょう。
実はPayPayボーナス運用にはちょっとしたデメリットがありますよね。
その通り!PayPayボーナス運用は、資産運用で最も大切な「複利効果」を得ることができないというデメリットがあります。
それは投資としてはもったいない気がしますね。
しかし、非常に優秀なETFへの投資であり、今後も安定した運用損益を出してくれるはずです。ですから、日々少額を積み立てていき「銀行の利子よりは良い」という程度に考えてPayPayボーナス運用を利用していくのが良いでしょう。
4.お知らせ
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