こんにちは!
もう桜が咲き始め、春の到来を感じ始める今日この頃。
4月からの新年度を前に多くの方が、新しいスタートに立つと思います。
ここで自分を省みること、そして自分磨きの旅に出ることがとても大切です。
このような節目だからこそ、読書により自分を鍛えていきましょう。
さて、今回の書籍はこちら!
<タイトル>
「成功」と「失敗」の法則
<著者>
稲盛和夫
この書籍は130ページと、そこまで厚くない書籍。
そして文字も大きめ。
読書が苦手な方にはとても読みやすく、そして内容は稲盛氏からのとても重要な言葉ばかり。
是非多くの人に、手に取ってもらいたい書籍です。
※特に私が感銘を受けた箇所をマーカーを引いていきます。
それでは早速いってみましょう!
第一章 人生の目的
- 人はこの世に生を受けたときは原石のようなものであり、後天的に磨き上げることではじめて、光り輝く宝石のような、素晴らしい人格者になることができる
- 「試練」を経験することが、人間を大きく成長させてくれるチャンスになる
- 苦難に対しては真正面から立ち向かい、さらに精進を積む。また成功に対しては謙虚にして驕らず、さらに真摯に努力を重ねる
- 心のあり方次第で現実の世界に極楽も地獄も出現する
- 性格という先天性のものに哲学という後天性のものをつけ加えていくことにより、私たちの人格は陶冶されていく
◆人生において守るべき判断基準◆
- 嘘をついてはいけない
- 人に迷惑をかけてはいけない
- 正直であれ
- 欲張ってはならない
- 自分のことばかりを考えてはならない
- 人間としての根本の原理原則に立ち返り、それに沿って日々をたしかに生きること
- 様々な苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながら、息絶えるその日まで、倦まず弛まず一所懸命に生きていく。その日々を磨砂として、人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきたときよりも少しでも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく
- 人生における労苦とは、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです
第二章 思いの力
- 心に抱く思いによって人生が決まる
- あなたが差し出した愛は、必ずあなたに返ってきて、あなた自身を幸福にしてくれる
- 善き心こそが、強大なパワーを持っている
- 純粋で気高い思いには、素晴らしいパワーが秘められている
- 優しい思いやりに満ちた覆いを抱き、誰にも負けない努力を重ねれば、人生は必ず豊かで実り多い、素晴らしいものとなる
- 思いは必ず実現する
- 純粋な「思い」は、いかなる障害をも克服する比類なきパワーをもって、夢の実現へと導いてくれる
- 反省ある日々を送ることで、際限のない欲望を抑制し、いまあることに「感謝」し、「誠実」に努力を重ねていく
- 幸福になれるかどうか、それは心のレベルで決まる
- 善き方向に心を向けて、ただひたむきに努力を重ねていけば、必ず素晴らしい未来へと導かれていく
- 「知的に耕す」とは、理性をもって自分自身に、「そうあれ」と繰り返し言い聞かせること
- 成功を収めても、謙虚さを忘れず、足ることを知り、すべてのことに感謝し続けること、一方、不運に出遭っても、それを素直に受け入れ、前向きな生き方を続けること
第三章 自らを慎む
- 真の成功を成し遂げるためには、自分を慎み、自分を戒めることが大切である
- 自分自身がいまあることを感謝し、「謙虚でありたい」と常に願い、さらにひたむきに努力を重ねるよう努めていかなければならない
- どのような厳しい状況にあっても、それを正面から受け止め、誠を尽くし、誰にも負けない努力を続けること
- 利己にとらわれない正しい判断基準、価値観を持つことができるようになってはじめて、私たちは「足るを知る」ことができ、心から「豊かさ」を実感することができるようになる
- 人間を「反省」をすることで、この本来持っている、美しい心を開花さあせることができる
- 「反省」を重ね、心を純粋にする努力を不断に続けることによって、次第に高い精神性を身につけることができる
第四章 道をひらくもの
- 働くことは、まさに人生の試練や逆境さえも克服することができる「万病に効く薬」のようなものです。誰にも負けない努力を重ね、夢中になって働くことで、運命も大きく開けていく
- リーダーとして一番重要な資質とは、常にものごとを深く考える重厚な性格だ
- 一所懸命働くことは、単に生活の糧をもたらすのみならず、人格をも高めてくれる
- 「人間として正しいことを追求する」ということは、どのような状況に置かれようと、公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実というような言葉で表現できるものを最も大切な価値観として尊重し、それに基づき行動しようというもの
- 経営者の人間性、いわば人としての器の大きさにしか企業はならない
- 自分の人間性、哲学、考え方、人格というものを、絶えず向上させていくよう、努力を重ねていくこと
- 一点の曇りや邪心もない純粋な心を持って、燃えるような情熱を傾け、真摯に努力を重ねていくこと
あとがき
- 人生における「真の成功」とは、この世に生まれたときより、少しでも美しく良い人間となれるよう、その魂を高め、浄め、磨き上げていくことにある
いかがでしたでしょうか?
稲盛和夫氏の書籍は非常に多くあります。
それぞれの書籍で、それぞれの切り口がありますが、芯はひとつ。
偉大な経営者ほど、ブレることがない信念をもっており、それを体現しています。
「努力せよ」
その言葉が非常に多い今回の書籍ですが、私も今一度自分のことを省みると、まだまだ努力が不足していると言わざるを得ません。
どんなに努力して、どんなに成果を出しても驕ってはいけません。
「常に謙虚であれ」
またここから一歩ずつ成長していきましょう。