こんにちは!
お正月休みに少し読み進めたものの、やはり人間は弱い生き物。
少し怠けてしまいました。
理想ではすでにたくさんの文言集記事が出来上がっているはずでしたが、まだまだ読書量が足りていないと反省する日々です。
さて今回の太字以外の響いた文言集はこちら!
<タイトル>
稲盛和夫の実学 経営と会計
<著者>
稲盛和夫
「実学」ということだけあって、実際の事例や稲盛氏自身の経験が非常に多く出てきます。
事例を自分の本業に置き換えて考えながら読み進めることで新たな気づきを得ることができます。
私はまだ経営層にまで到達していない中間管理職ですので、少し読むのが立場上早かったかもしれませんが、それぞれの立場で、それぞれの視点で、多くを得ることができる書籍です。
それでは早速いってみましょう!
- 序章 私の会計学の思想
- 第一章 キャッシュベースで経営する
- 第二章 一対一の対応を貫く
- 第三章 筋肉質の経営に徹する
- 第四章 完璧主義を貫く
- 第五章 ダブルチェックによって会社と人を守る
- 第六章 採算の向上を支える
- 第七章 透明な経営を行う
- 経営問答
序章 私の会計学の思想
- 世間で言う筋の通る、人間として正しいことにもとづいて経営していこう
- 公平、公正、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実
- いくら常識だといっても、道理から見ておかしいと思ったことは、必ず最後にはおかしいと世間でも認められるようになる
- 「常識」にとらわれず、本質を見極め正しい判断を積み重ねていくこと
- 知恵と創意工夫と努力が必要となる。利益とはその結果生まれるもの
- 利幅を多めにして少なく打って商売をするのか、利幅を抑えて大量に売って商売をするのか、値決めで経営は大きく変わってくる
第一章 キャッシュベースで経営する
- 企業を発展させるため、新たな投資を可能にするものは、自分のものとしてつかえるお金以外にはない
- 経営はあくまで「リアルタイム」で眼前の事実と渡りあわなければならない
- お金のことをつねに心配していては仕事ができない
- 何かを成そうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込まなければならない
第二章 一対一の対応を貫く
- お金を支払う場合でも、受け取る場合でも、必ず一対一の対応を守るようにしなくては信頼に値する会計資料はつくれない。
第三章 筋肉質の経営に徹する
- 強い筋肉質の会社にするために、不良資産を抱えないこと
- 経営者は自らを律する確固たる経営哲学を持っていなくてはならない
- 自分で額に汗して稼いだものしか利益ではない
- あくまでも自分の中にある原理原則や行動の規範に従うべき
第四章 完璧主義を貫く
申し訳ございません。ありませんでした。
第五章 ダブルチェックによって会社と人を守る
- 一見当たり前のことであるが、当たり前のことを確実に守らせることこそが実際には難しく、それだけに大切にすべきことなのである
第六章 採算の向上を支える
- 社員から尊敬され「この人のためなら」と心から思われるような経営者となるためには、自らの人格を高める努力を続けていかなくてはならない
- 良い採算制度があるから採算が上がるのではなく、現場の人たちが採算を上げようと思うから上がるのである
第七章 透明な経営を行う
- 企業経営は公明正大に行うことがもっとも重要である
- お金を払い、会計処理を行う経理部門自らが徹底して清廉潔白であり、かつフェアであることが、もっとも重要である
- トップが何を考え、何をめざしているかを正確に社員に伝えること
- 社員の力が集積されたものが会社の力なのであり、社員の力が結集できなければ、目標を達成することも、困難を乗り切っていくこともできない
- 自社のありのままの姿をつつみ隠さずオープンにするためには利益よりも公正さを優先するという確固たる経営哲学が不可欠となる
経営問答
- 経営は人の心の動きを抜きにして語れませんし、また人の心を無視して経営はできません
- 目標数値を決め、みんなのやる気をそれに向かって燃えさせる、というのが経営者のもっとも大事な仕事
- メーカーの利益は、製造で生まれる
「実学」というだけあって、実際の経営の数字なども出てきます。
どちらかというと、私のようなサラリーマンより、実際に経営をやられている方が読む方が良いかと思われます。
細かな事例含めて、非常に勉強になります。
これだけは間違いありません。
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