今回のテーマは組織運営、組織改革に通じる内容です。
「ありがとう」
この言葉の有無によって組織運営、チーム運営は大きく異なります。
様々な書籍で「感謝の気持ち」という内容は扱われています。
今回は、部下3名という人数が少ないチームではありますが、中間管理職である私自身が、「ありがとう」を全く言わない日と沢山心を込めて言う日とを意識的に試してみました。
管理職者の方が改めて意識してほしい内容です。
是非最後までご覧ください。
全く言わない日(2020年11月13日・金曜日)
かなり意識をして「ありがとう」を言わないようにしました。
何か報告があるたびに、「おう」「はいよ」「はい」「わかった」などなど。
とても助かることをやってもらっても、決して「ありがとう」を言いませんでした。
決して不機嫌な態度をとっているわけではありません。
怒っているような顔や眉間に皺を寄せて考え込んでいる顔などは意識して取らないようにしていました。
しかし、それでも部下にはそう伝わってしまったのでしょう。
所内での会話がかなり少なくなりました。
するとどうでしょうか?
全体的に暗くなる。
負のオーラが漂い始めます。
活気があり、忙しすぎて会話をしている暇がないという雰囲気ではありません。
恐らく、話しずらい、相談しずらい、そんな感じに映るのでしょう。
相談案件が1つあったのですが、かなり気を使っているのがわかりました。
「ありがとう」という言葉を言わないだけで、正直なところ、雰囲気は、
地獄
のような、どんよりした感じになりました。
沢山心を込めて言う日(2020年11月17日・火曜日)
地獄の金曜日から、土日を挟んで、月曜日を普通に仕事をした後の火曜日。
ここで、今度は徹底して「ありがとう」を言いました。
ここでのポイント!
具体的に「ありがとう」の場所を一緒に添えて伝えました
- ちょうどこの後やろうと思ってたんだ。先にやってくれて助かったよ、ありがとう。
- 良いアイディアだね。これで話が進みそうだよ、ありがとう。
- 早急に報告をくれて対策がとれるよ、ありがとう。
- この案件進んでる?お、予定より前倒しできてるね。来週もしかしたら他の業務お願いするかもしれない。対応してもらえると新規案件に着手できるよ、ありがとう。
こんな感じで「ありがとう」を伝えました。
他にも細かなちょっとしたことでも、できる限り具体的に「ありがとう」を伝えました。
するとどうでしょう?
部下から
- 「この前聞くことができなかった質問があるんですが」
- 「ちょっとこれが心配なので確認してもらえないですか?」
- 「所長!こっちの案件も片付けちゃいますね!」
なんとなんと。
本当に驚くべき過ごしやすさ!まさに、
天国
全員が前向きな発言、前向きな行動ができるようになるのです。
これが毎日続けば、間違いなく働きやすい環境ということになりそうです。
そして営業成績も自然に伸びるのではないかと感じる一日となりました。
まとめ
試してないので確信はありませんが、「ありがとう」の言葉だけではダメだと思います。
重要なのは、
具体的な「ありがとう」
ではないでしょうか?
「ありがとう」という言葉は恐らく日頃何気なく使っていると思います。
しかし、その「ありがとう」は、もしかしたら相手に伝わってないかもしれません。
相手に伝わる「ありがとう」
組織運営、チーム運営では感謝の気持ちを伝えることが大切だと思います。
伝えよう、感謝の気持ち!