本日も私の本業ブログへ足をお運び頂き誠にありがとうございます。
今回のテーマは「学力を伸ばすコツ」ということで記事を書いていきます。
この記事を読んでいただくと、学習塾を選ぶヒントになるかもしれません。
合う合わないは必ずある
学力向上というのは多くの学習塾で掲げられているミッションです。
残念なことに、全ての子供たちの学力を満遍なく伸ばすことができる塾はありません。
それはなぜか?
理由は簡単。人対人だからです。
どうしても人として合う合わないはあります。
人間ですからどうしても好き嫌いは出てしまうものです。
これを理解せずに、「安いから」「友達がいるから」などを理由に通塾を続けていると、時間とお金の無駄となります。
結局は保護者の不満として、塾を悪者にしてしまうのです。
別記事に掲載しましたが、子供の成績や学力が伸びない根本の理由は本人および本人の努力にあります。
誰かのせいに、何かを理由にしてしまうことを保護者が教えてしまってはいけません。
いずれ社会に出ていく子供たち。いつかは現実に気づきます。
小中学生のうちからある程度、社会での現実を教えていくことも必要です。
ということで、塾の先生との相性。これはできる限り重要視することが学力向上の第一歩となります。
子供の学力向上に不可欠なものは?
それでは今回の本題に入っていきます。
子供の学力向上に不可欠なものは何だと思いますか?
- 先生の教えるスキル
- 塾の合格実績
- 先生の指導経験
- 優良な教材
- 子供のやる気
どれもあって損はしないものですが、不可欠ではあません。
子供のやる気は「おしいっ!」という回答です。
学力向上に不可欠なものは、
動機
です。
なぜ、今、この瞬間に勉強をしているのか。
しなければならないのか。
勉強が趣味です!と言える人は本当に稀でしょう。
多くの人は勉強が嫌いです。
それでも勉強する人はいます。
それは、その先にある自分の未来像、なりたい未来像が描けているから。
つまり、勉強に対する動機が明確だからです。
動機付けは誰でも、どの立場でもできます。
子供と接している誰もがそのチャンスを持っているのです。
パパママはもちろんのこと、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟姉妹。
家を離れれば、学校の先生、塾の先生、町内会のおじさん、おばさん。
挙げればキリがありません。
子供と接する大人、つまり我々が子供たちに何を与えるか。
一挙手一投足、それぞれに意味があります。
動機が明確になれば、極論、子供は勝手に勉強します。
そして勝手に成績が、学力が伸びていきます。
このようなカラクリがあるからこそ、様々な形態の学習塾が今現在、存在しているということなのです。
動機付けができる親なら塾は不要?
学習に対する動機付けが学力向上には不可欠ということであれば、何も学習塾に通わなくても良いと思う方もいるでしょう。
しかし、答えは「NO」です。
親からの動機付けは意外と失敗しやすいのです。
理由は簡単。親子だからです。
不必要な感情が入ってしまい、伝えたいことがうまく伝わらないということが、今までの私の経験からも多く見受けられました。
そして、もう1つ理由があります。
塾の先生は経験も含めて、多くの子供たちへの動機付けに成功しているからです。
経験が圧倒的に親よりも多いです。
もちろん成功の裏には失敗していることもあります。
失敗から学んでいる人は強いです。
また、親子ではない第三者から言われることというのは結構響くものです。
このような理由から、塾へ勉強しに行くというよりは、動機付けをしてもらうという感覚で塾選びをすると良いでしょう。
どんな塾なら動機付けがうまいのか?
動機付けに関しての国家資格や民間資格などはほとんどありません。
それではどのようにして「動機付け」という観点から塾を選べばよいでしょうか?
塾へ入る前に、必ず保護者面談があるはずです。
※保護者面談がないという塾は結構危険だと思います。
その時に以下の質問をしてみてください。
「先生(塾長)は、授業時間以外はどのような仕事をしていますか?」
これに対する答えとして、
「より良い指導を目指すために日々研究しています」
これは意外にもアウトです。
完全に勉強マニア、知識マニアな「だけ」です。
反論を頂いてしまうかもしれませんが、塾の先生なら、これは当たり前。
これを保護者にどうどうと言ってしまうこと、またはこれしか言えないということがアウトなのです。
では何が正解なのでしょうか?
今まで多くの学習塾や学校の先生などと接してきてわかったことですが、
「様々な業種の方と面会しています」
このような回答、これに近い回答が得られれば安心です。
要は、多くの「異業種の方」と触れ合って知識を得ていることが重要なのです。
なぜこのような知識が重要なのか?
子供たちへの動機付けで一番大切なのは「将来」です。
世の中には非常に多くの業界、業種があります。
「○○歳の子供たちのなりたい職業」では取り上げられない仕事が山ほどあります。
それを知っているかどうか、それがどういう仕事なのか、どのようにして成り立っているのかなど、真の意味で社会人経験が豊富な方が先生であれば、動機付けも間違いなく上手いはずです。
子供たちは社会を知りません。
この社会に多くの仕事があることを知りません。
そしてその仕事一つ一つが社会貢献となっており、必要とされているからこそ仕事として成り立っているということを知りません。
そのようなことを子供たちに伝え、知識として与え、子供たち自らいろいろと調べさせることも大切な勉強なのです。
仮に調べることに1週間をかけても良いと思います。
そこから得られるものは一生の価値となるからです。