はじめに
今回は「イオンモール株式会社」について記載していきます。
大型ショッピングモールをはじめ、地域に愛される場を提供している会社。
配当だけでなく、優待もとても魅力的な企業です。
イオンモール株式会社(8905)
イオンのSCデベロッパー子会社。
モール型シェア首位。
ダイヤモンドシティと合併。
アジア進出へも積極的。
経営理念
イオンモールは、地域とともに「暮らしの未来」をつくるLife Design Developerです。
経営理念において「地域とともに」という文言はとても重要です。
商業施設はお客様が来館してくれて初めて成り立つもの。
多くの集客ができない施設であれば、優良店舗がテナント入らず、結局は地域貢献ができないという循環になります。
大規模施設、例えばイオンレイクタウンのような超大規模施設であれば遠方からの顧客も見込めるでしょう。
しかし、すべてのイオンモールが超大型ではありません。
地域の方が日頃の買い物に訪れるという、揺るがない基盤が整っていなければ長く存続することはあり得ないでしょう。
そういう意味で、この経営理念が変わらない限り、実践されている限りは安泰だと考えられます。
配当関連
年2回の配当があります。
2017年2月期:年間27円
2018年2月期:年間35円
2019年2月期:年間38円
2020年2月期:年間40円
決して大きな額ではないですが増配を継続。
この後にコロナが直撃しているので、2021年2月期は減配可能性が高いです。
仮に減配になっても手放す株主は少ないと思います。
経営理念・基盤が強い。
一時な赤字が発生しても必ず復活できるものなのです。
配当性向についても20%~30%の間で推移しています。
内部保留とのバランスも良いと考えられます。
安定志向は長期保有前提の場合にはプラスに働きます。
株主優待
100~499株で年間3,000円分のイオンギフトカード
これが選べるというメリットが大きいです。
500~999株で年間5,000円分のイオンギフトカード
ん?あれ?という感じになります。
500株だから優待も5倍に・・・
なんて都合の良い話はないみたいです。
しかし、ここにイオンモール株式会社側の意図を感じます。私なりの。
多くの方に株主になってもらおう!そして多くの方に来館してもらおう!
大型株主も必要ですが、より一般的な株主が、回数多く来てくれた方が儲かるということですかね。
まさにBtoCビジネスの典型的な形。
ただ、大口投資家の力も必要になるので、長期保有という面でプラスアルファの優待を用意しています。
保有期間3年間以上で、1,000~1,999株で年間2,000円分のイオンギフトカード
この1,000株以上の長期保有はそれなりの投資家の方でないと難しい。
個人的に思うこと
イオンモール株式会社のホームページを閲覧していると、本当に魅力的な会社だとつくづく思うのです(もちろんそのように見せることも戦略の1つというのは理解しています)。
私も先に出てきたイオンレイクタウンなどにはよく行きます。
しかも高速道路を利用して(近所ではないため)。
近場にもいくつかイオンモールはあり、そこも利用するのですが、イオンレイクタウンが一番です。
しかもこのイオンレイクタウンのペットショップで我が家の愛犬うめこと出会ったということがります。
「暮らしの未来をつくる」
これを体感しました。
妻の夢だったフレンチブルドッグを飼うという夢がここで実現できました。
たまたまかもしれませんが、我が家の新しい未来を作ってくれたのは事実。
そして行くたびに新しいイベントが用意されており、常に新鮮さを与えてくれます。
このイオンモールというものは(他のショッピングモールもそうですが)、その会社のみで運営できるものではありません。
そこに入っているテナント各社の協力が必須。
それによって素晴らしい空間を提供しているのです。
その裏にはとても言葉では表せない努力や苦労があるのがわかります。
これがまさに企業努力、コラボレーションなんですね!